活動報告

2020.08.21

平和共同取材「戦災センターリニューアルと横田汚染水問題」

「戦災資料センター館長」吉田裕氏、「横田基地周辺の水質汚染を知る学習会実行委員会」高橋美枝子さんによる平和を考える2つのテーマを取材しました

 

 

 2020年度、第2回教宣部会平和共同取材が

 711日(土)にけんせつプラザ東京の5階で行われました。

 今回は平和を考える2つのテーマを取材してきました。

 

 

 午前中は「東京大空襲・戦災資料センターリニューアル」と題して、江東区北砂にある戦災資料センター館長・吉田裕氏を講師に迎えて学習しました。

 東京大空襲を後世に語り継ぐことは大変重要なのは言うまでもありません。

 吉田館長はセンターの展示品のリニューアルにあたって、以前は資料を雑然と並べていたのに対して、今回はテーマを決めてそれに沿って簡素化し、スマホ新世代にアピールする形式をとったとのこと。しかし、館長自身はアナログ人間で、「自分自身は使いこなせないのが悩みの種」と笑いも交えながら語ってくれました。

 

 吉田館長の両親は戦争実体験者でしたが、その悲惨さからか体験については口が重かったそうです。それでも事あるごとに苦言と共に話をしてくれ、氏が語るには、「私たち50~60才代は親たちが戦争体験をした最後の世代。今後いかにして次世代に伝えてゆくか責任を感じている」との事でした。

 また、現状は戦災センターも民間支援団体が支えていて、政府による財政支援は意外にもないとのこと。最後に氏は、戦争を風化させてはいけないと強く訴えられました。

 

 

 

 次に午後からは「横田基地周辺の水質汚染を知る学習会実行委員会」の羽村市在住の高橋美枝子さんからのスピーチがありました。

 横田には言わずと知れた在日米軍基地があり、基地では所有する航空機の火災を防ぐために定期的に消化訓練が行われているとのこと。その際に使用される泡消火剤に含まれる有機フッ素化合物の「ピーフォス・ピーフォア」なる物質が人体に有害であるにもかかわらず、周辺の井戸水や中小河川に流出する事案が何度かあり、問題になっているとの報告でした。

 ただでさえ騒音や落下物の危険に悩まされている住民にとっては、死活問題です。

 さらに話を聞くと、すでに沖縄基地でも多量の流出騒動は日常的で低体重児率が高いとの報告もあるようです。「東京都でもさらに昭島や福生市を中心に広く多摩川を介して東京西部の多くの都市の水質が脅かされている」と髙橋さんは語りました。

 

 また、米軍の薬剤処理はあまりにもずさんで、人間の生命の根源に値する水道水の安全性にかかわることだけに、「私たち市民団体や組合も日米地位協定の不平等さを厳しく政権に訴える必要がある」と訴えられました。

 

 

 これらは私たちが知らされてない、ほんの氷山の一角なのではないでしょうか。

                                 【教育宣伝部長・本多健一】

 

 

 

 

戦災資料センター館長_吉田裕氏

戦災資料センター館長_吉田裕氏

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