2021.07.02
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コロナ対策と合わせて熱中症対策も忘れずに!
業務に起因した熱中症は「労災」給付の対象です
厚生労働省では7月を重点取組期間として『STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(職場における熱中症予防対策)』を実施しています。
熱中症は、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。また、誰にでも起こりうる病気です。職場における熱中症により、毎年約20人が亡くなり、約1000人が4日以上仕事を休んでいます。
◆7・8月は特に注意
屋外で働く職人さんは熱中症発症のリスクが高く、例年7・8月に熱中症の発症が多くなっています。なお屋内で働いていても空調がしっかりしていないと危険です。
特に一人で作業をしている職人さんは熱中症で倒れた場合に、発見が遅れがちです。日頃から仲間や家族と連絡を取り合ったり、意識して休憩、給水をとりましょう。
東京土建国保加入者集計では昨年は二カ月間で316人が熱中症で外来にかかり、19人が入院しています。また帰宅後や翌日に体調を崩すこともありますので、正しい知識を持って、熱中症にならないようにしましょう。
◆マスク着用時における熱中症のリスク
また、昨年以降猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症の流行により、ほとんどの人がマスクを着用していると思います。マスク着用時は口渇感を感じにくいこともありますので、喉の渇きにかかわらずこまめに水分補給をしましょう。
マスク着用時は、未着用時と比較して心拍数、呼吸数、体感温度、二酸化炭素が増加すると考えられています。その為、マスク着用時は身体的負荷が強くなりますので、強い負荷の作業や運動は避けるのが得策です。
しかし、強い負荷の作業を避けるのが難しい場合は、こまめな休憩と水分補給はもちろんですが、人と十分な距離(最低2m以上)を確保できる場合は、適宜マスクをはずして休憩することも必要です。
◆こまめに水分・塩分を補給し、休憩を取ろう
水筒などで飲料を携帯し、すぐ水分補給ができるようにしましょう。なお、スポーツドリンクなど水分の他に塩分や糖分を含む飲料は、水分補給がスムーズにでき、効果的です。大量に汗をかいた場合などは、特に塩分補給をしましょう。
ただし、カフェインを含む飲料は、利尿作用があるので避けましょう。水分補給と同時に休憩をとり、涼しい場所で体を休ませ、無理をしないようにしましょう。
◆「丈夫な体」をつくろう
熱中症になりにくい「丈夫な体」づくりを心がけましょう。その為には、バランスの良い食事と十分な睡眠が重要です。
睡眠時には通気性と吸水性に優れた寝具を使用したり、エアコンや扇風機などを適度に活用することにより、睡眠中の熱中症を防げるとともに、しっかりとした睡眠をとることで、翌日の熱中症予防に効果的です。
◆空調服で備えよう
東京土建では現場での熱中症予防として、ミドリ安全との提携により「COOLFAN特価販売」を行っています。来年1月2日から義務化されるフルハーネスを装着した状態でも着用できるブルゾンとハイパワーファンセットの組み合せが、組合員価格で半額以下で購入できます。ほかにも作業服は全6種類、ファンは全2種類ありますので、詳細は組合事務所までお問合せいただくか、QRコードからご確認ください。暑い夏に向けて、備えましょう!